寒川町宮山の「ピッツェリア ヴェルデ」で本格ミラノピッツァ
寒川神社への参拝帰りに入店。
相模線「宮山駅」から徒歩5分。寒川神社からは徒歩10分ほど。
イタリア直輸入の薪釜で焼き上げた、本格ミラノピッツァを提供しています。
宮山はのどかな無人駅
宮山駅を出て寒川神社の反対方向へ行くと、産業道路にぶつかります。
その交差点の角に、ちょこんと存在する可愛らしいお店。
レモンの木が青々と茂る
入店すると、感じの良い女性が出迎えてくれました。
丁寧な対応の中にアットホームな温かみを感じます。
この周辺はランチの選択肢が多くなく、正直あまり期待していませんでしたが、この時点で好感触。
親子二代、創業27年というのも頷けます。現店主はイタリアで修業した本場仕込み。
オーダーしたのはランチセット。
色々ありましたが、筆者は
・前菜
・メイン(ピッツァorパスタ)
・デザート
・ドリンク
のセットをお願いしました。
この日の前菜は、
・色々きのこのマリネ
・スパイシーチキン
・自家製野菜のピクルス
食欲にブーストがかかった頃に、メインが運ばれてきます。
マルゲリータピッツァと、ポモドーロ(トマトソース)パスタ。
折角なので(?)両方Lサイズで。
うん、うめー!!
どちらもフレッシュなトマトの旨味が効いています。
外連味のない、正統派の味。
ここで、テレビで得た浅い知識を披露。
イタリア人曰く、「ピザとピッツァは別物」だそう。
「ピザ」と呼ばれているものは、アメリカ人が自分達の好みに魔改造したもので、イタリアの「ピッツァ」とは全くの別物。
発酵時間や焼き方、具の載せ方や食べ方が、イタリア人にとっては受け入れがたいほど異なっているんだそうです。
うーん。日本でいう海外のスシみたいなもんですかね。
画面の中のイタリア人は語ります。「ピッツァはあくまで生地を楽しむものであって、ピザのようにゴテゴテ具を載せるのはナンセンス。だいたいピザって生地が旨くないよね」
えー、真偽の検証はしておりませんので、「信じるか信じないかはアナタ次第」でお願いします。
筆者はピザも好きですよ!
Lサイズこんなかんじ
本場仕込みのミラノピッツァを頬張ると、なるほど。
生地の、美味しさが、存在が、しっかり感じられます。
薪の香ばしさ、小麦の香ばしさ、ほんのり感じる塩の旨みたるや……。
コリャ確かに具は主張しない方がいいな!
ミラノピッツァは、全体的に薄く、端がカリっとしています。
全体的にフワフワと耳が厚いものは、ナポリピッツァ。
イタリア内でも地域差があるんですね。
モチモチほどよい弾力のパスタと、外側カリカリ内側やわらか~なピッツァ。
交互に口に運んで、食感色々とってもしあわせ~。
二人以上でピッツァとパスタをシェアするのがオススメ。
大食いに自信ニキは一人で両方食ってください。
デザートは、パンナコッタとイタリアンプリン。
パンナコッタは軽い食べ心地のわりに乳脂肪分の濃厚を感じます。
プリンは固めでガッツリ系。マスカルポーネチーズだか加えてるって書いてあったかな。
でも嫌味なく好みの味。食後のコーヒーが欲しくなります。
正統派でしっかり美味しいお店って、意外に探すの難しかったり。
こうして予期せず出会ったりするのがまた面白いです。
「八方除け」で有名な寒川神社。
相模國※で最も格式高い神社と謂われています。
お参りがてらに本格ピッツア、いかがでしょうか。
※(川崎・横浜を除く神奈川県全域と、静岡県の一部)